表情筋が拘縮すると、表情が崩れることはもちろん、嚥下障害を合併します。
顔面神経麻痺は頬筋・口輪筋に分布し、口唇や口角の運動を、舌下神経は舌の4つの固有筋を支配し、
舌の形状変化や動きにさまざまな影響を及ぼします。
したがって、これらの神経が傷害を受けると、舌、軟口蓋の麻痺または協調運動が障害され、食塊をうまく咽頭へ送り込むことができなくなってしまいます。
今回のセミナーでは、頭蓋骨の触診から、、表情筋の触診・治療方法について徹底的に実技を行っていきます。
対象職種はSTに限らず、PTもOTも受講していただけるセミナーです。
講師の石田先生は愛知県で一般社団法人ASRINを設立されており、【明日から臨床で使える】をコンセプトにセミナーを展開して下さっています。
ぜひあなたも明日からの臨床で使える技術を習得してください。
【概要】
表情筋の触診から治療の実践まで行ないます。
まずは基礎となる表情筋の走行を学んだ上、頭蓋全体の骨のアライメントの評価も行ないます。
筋と骨格がしっかりとイメージでき、触れる事が出来るようにお伝え致します。
実践としては、顔面神経麻痺で機能し難い筋・皮膚の柔軟性の獲得方法をお伝え致します。
そしてセラピストしての「手」の使い方をお話し致します。
【内容】
頭蓋骨の触診: 前頭骨、頭頂骨、側頭骨、後頭骨、蝶形骨 上顎骨、頬骨、鼻骨
顔面筋の触診(表情筋を中心に): 前頭筋、側頭筋、皺眉筋、眼輪筋、頬骨筋、頬筋、笑筋、口角下制筋、おとがい筋
顔面神経麻痺について:顔面神経麻痺の概要をお伝えし、筋への触り方やアプローチ方法をお伝え致します。